“矯正治療が終わったらむし歯だらけ“を防げ!
—矯正治療中のむし歯ゼロ”を実現する唾液検査とメンテナンス—



阿部デンタルオフィス(都営三田線・志村三丁目駅から徒歩2分)では、
「これからの10年・20年先を見据えた予防歯科」を大切にしています。
とくに、矯正治療中のむし歯リスクの上昇は、多くの患者さんが見落としがちなポイントです。

矯正装置を入れるとむし歯ができやすくなります。それは歯にとって良くない環境がいくつも重なるからです。
「矯正治療が終わったらむし歯だらけ」のリスクを防ぐために、当院では治療前の唾液検査+治療中のクリーニング+終了後の定期メンテナンス を必須と考えています。

 

なぜ矯正中はむし歯になりやすいの?

矯正装置(ワイヤー・ブラケット・マウスピースなど)が付くと、
次のような「むし歯ができやすい条件」が重なります。

・装置の周囲に汚れが溜まりやすい
ブラッシングしづらく、プラーク(細菌のかたまり)が残りやすい。

・食後の酸性環境が長く続く
装置周辺に食べかすが残ると、口の中が酸性のままになりやすく、歯の表面が溶けやすくなります。

・唾液の流れが乱れ、洗い流しが弱くなる
矯正装置があることで、唾液の歯をきれいに保つ「シャワー効果」が弱くなります。

これらの理由から、
矯正中はむし歯リスクが通常の2〜3倍に上昇する と報告する研究もあります。

どれだけ頑張って磨いても、矯正中は「構造上の限界」があるため、
患者さんのセルフケアだけでは守りきれない部分が出てしまいます。

 

なぜ唾液検査を行うのでしょうか?

— “あなたのむし歯リスク”を数値で見える化するためです —

阿部デンタルオフィスでは、矯正前に必ず唾液検査を行います。
唾液検査では次のような項目が分かります。

・唾液の量
洗い流す力がどれくらいあるか。

・緩衝能(酸を中和する力)
口の中がどれくらい早く“元の安全なpH”に戻るか。

・むし歯菌の量
ミュータンス菌・ラクトバチラス菌などのむし歯原因菌の強さ。

・pHの傾向
酸性に傾きやすいかどうか。

これらのデータをもとに、「装置をつけてもむし歯にしないための個別プログラム」をつくります。

 

メンテナンスは何をしているのですか?

・装置の周囲についた汚れを完全に除去
歯ブラシでは届かない部分を、専用器具で徹底的にクリーニングします。

・歯周病・歯ぐきの腫れ・炎症を早期に発見
炎症が続くと歯ぐきが下がりやすくなるため、矯正の仕上がりにも影響します。

・むし歯の“兆候”を早く見つける
白濁、pHの変化、脱灰など、初期段階で対応すれば進行を止められます。

・ フッ化物・清掃方法の最適化
患者さんごとに、

  • どの歯ブラシを使うか
  • 補助ブラシの選び方
  • 食生活で注意すべきポイント
    などを細かく調整します。

矯正中のメンテナンスは、ただの“お掃除”ではなく
矯正治療の安全性を守るための治療行為 と言えます。

 

 矯正中に唾液検査とメンテナンスが“必須”な理由まとめ

  1. むし歯リスクが通常の2〜3倍に上がるため
  2. プラーク(バイ菌の塊)が溜まりやすく、pHが酸性に傾きやすいため
  3. 唾液の流れが乱れ、洗浄力が落ちるため
  4. 唾液検査で“体質の弱点”が見えるため
  5. 定期メンテナンスでむし歯を予防するため

矯正治療は「美しい歯並び」をつくるだけではありません。
その歯並びを“健康に維持すること”こそ本当のゴールです。

唾液検査とメンテナンスを組み合わせることで、
矯正治療後の10年・20年の歯の健康が大きく変わります。

 

阿部デンタルオフィスが大切にしていること

・歯科衛生士は担当制
・予防プログラムに基づいた管理
・矯正前・矯正中・矯正後まで一貫したサポート
・科学的根拠に基づいた評価(唾液検査)
・長期の健康を見据えた診療スタイル

矯正治療中の方、これから矯正を始める方、
「むし歯をつくらずに矯正を終えたい」という方は、ぜひ当院へご相談ください。

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【参考文献(代表的なエビデンス)】

・Kouvelis et al., 2021
固定式矯正装置の装着により、唾液性状・口腔内細菌が変化し、
むし歯リスクが上昇し得ることを示した研究。

・Al Mulla et al., 2009
矯正患者ではむし歯リスクが上昇するため、
唾液検査はリスク管理に有効であると結論づけている研究。

・ Anu V. et al., 2019
矯正治療中は唾液流量・pH・緩衝能が変動し、
口腔内の酸性環境が変わりやすくなることを報告した研究。

・Thomas N.O. et al., 2024
Cariogramによる比較で、矯正装置装着後にむし歯リスクが上昇することを明示した研究。