新年のごあいさつ

 新しい年を迎えるたびに、私はこの志村三丁目で診療を続けてきた時間のことを、ふと振り返ります。

 小学生だったお子さまが成人する姿や、開業当初からご家族で通ってくださる方々のお顔を思い浮かべると、阿部デンタルオフィスという場所は単に「治療をする場所」ではないのだと、あらためて感じます。
昨年は、学校医として健診事業に携わる機会や、近隣病院や在宅への訪問診療などを通して、あらためて地域における歯科医療の役割を考える一年でもありました。

 そうした時間の積み重ねのなかで、私自身、歯科医療の役割についてより深く考えるようになりました。
歯の治療というと、「悪くなったところを治療する」ことがまず思い浮かぶかもしれません。
けれど本当は、「治療を繰り返さず、安心して日々を過ごせる状態を保つこと」が本当の意味でのゴールではないだろうかと。

 そのゴールのために当院では「ずっと一緒に。みんなの予防歯科。」を軸にお子さまから大人の方まで家族みんなで通院しやすく、またそれぞれの生活や年齢に合わせた無理のないケアとメンテナンスを心がけています。

 そしていざ治療になると、いくつかの選択肢があることも少なくありません。
私はまず、医学的にみて長く安定しやすい方法をお伝えします。
そのうえで、その方やご家族にとって無理のない選択を一緒に考えていきたいと思っています。

 そして、どの治療が選ばれたとしても、私はその後もきちんと関わり続けることを自分自身の責任だと考えています。
目の前の治療だけでは終わらせず、この先の安心につながっているかどうかを常に考えながら診療にあたります。

 今年も志村三丁目・板橋区の皆さまにとって「家族で安心して通える歯科医院」であり続けられるよう、一日一日の診療を大切に積み重ねてまいります。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。

阿部デンタルオフィス 院長 阿部嘉生